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志学

「人間の自覚的生涯は、すなわちその人の真の人生は、この志学に始まる
と言ってよいのです。」

ここでいう「志学」は、単に勉強を始めるという意味ではなく、自分自身を治めることによって、多少なりとも国家社会のために貢献するような人生を送らずにはおかぬという志を打ち立てて、それを生涯をかけて、必ず達成するという一大決心である。


仕事の処理

仕事を単なる雑務と考えている程度では、とうてい真の仕事の処理はできない。日々の生活は、すべて仕事の処理の連続であり、仕事の処理をもって自分の修養の第一義だと深く自覚して、自己のなすべき仕事を少しの隙間もおかずに着々と処理してゆくことが肝要である。一般に優れた人ほど仕事が多く、またその種類も複雑になってくるため、人間の偉さもこの仕事の処理いかんによって決まる。そして以下の点に留意すべきである。

①大切なことを先にして比較的軽いものを後回しにする。
②軽いものは思い切って捨て去る場合もある。
③同じく大事な事柄のなかでも何から片付けるか順序を明弁する。
④とにかく手をつける(ヒルティの「幸福論」参照)
⑤一度着手した仕事は一気に仕上げる。最初から100点と欲張らずまず80点級という心づもりが大事。


長所と短所

この人間の長所短所の問題にはついては、私は平素から大体次のように考えているのです。それは知識とか技能というような、いわば外面的な事柄については、一般的には短所を補うというよりも、むしろ長所を伸ばすほうが、よくはないかと考えるのです。ところがこれに反して、自分の性格というような内面的な問題になりますと、私は、長所を伸ばそうとするよりも、むしろまず欠点を矯正することから始めるのが
よくはないかと考えるものです。


使命の道

「人間の価値は、その人がこの人生の無限なる意味を、どれだけ深く自覚し、またそれをどれほど早くから、気づくか否かによって定まるとも言えましょう。」

二度とない人生の意義を真に自覚することが立志であり、真に志が立つならば、自分に必要な一切の知識は自ら求めて止まない。