「ハロー効果」とは、業績のよい企業が、その企業の文化やリーダーシップや価値観など、すべての面で高く評価されがちな妄想を、後光(ハロー)になぞらえた表現である。
マネジメントに関する本の大半が「企業パフォーマンスを向上させるにはどうすればよいか」をテーマにしているのに対し、著者は「こうすれば成功する」というような公式は存在しないと主張。
経営戦略のプロやコンサルタント、教授、記者などの専門家がなぜ頻繁に間違いを犯すのかを示し、ベストセラー本などに見られる妄想を鮮やかに暴く。
ビジネスについての私たちの考え方は、多くの妄想で形作られている。
著者は、妄想に囚われず、ほんの少しだけ批判的にビジネス書を読むべきであると主張している。
著者 フィル・ローゼンツワイグ
スイスIMD(国際経営開発研究所)教授 IMDでは世界をリードする多国籍企業の戦略について研究している。 ヒューレット・パッカード社で6年間働いた後、ペンシルベニア大学ウォートンスクールで博士号を取得。ハーバードビジネススクールで6年間過ごした後、1996年にIMDの一員に加わった。
BRUTUS (ブルータス) 2011年 1/15号 [雑誌] 駒澤大学経済学部准教授 飯田 泰之 |
週刊 東洋経済 2011年 1/22号 [雑誌] |
Passion For The Future 橋本 大也 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
わかるのはほんの少し | p.8 | 21分 | |
シスコストーリー | p.41 | 17分 | |
ABBの栄光と転落 | p.67 | 14分 | |
ハロー効果のまばゆい光 | p.89 | 14分 | |
企業調査は答えを教えてくれるのか? | p.111 | 17分 | |
星を探し、ハローを見つける | p.137 | 21分 | |
積み重ねられる妄想 | p.169 | 18分 | |
ストーリー、科学、多重人格的超大作 | p.197 | 14分 | |
ふたたびビジネスの最大の疑問 | p.219 | 14分 | |
エセ科学に惑わされないマネジメント | p.241 | 45分 |
ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則 [Amazonへ] |