正しい物事の捉え方
あなたは、自分に起こったことを考えるとき、無意識に自分がどう感じるかを選択している。一般的で、しかもとても有害な例は、あなたはすべてのものに瞬間に判断を下し、それに「良いこと」「悪いこと」のラベルを貼ってしまう習慣です。
悪いことにじっくり眼を向けてください。悪いことも、いろいろな見方をすればさほど悪くはなく、むしろ良い面もあることが分かるでしょう。ラベルを貼るのはやめましょう。
プラス思考は万能ではない
プラス思考はその性質から表と裏の二つの面ができてしまい、どちらか一方だけを大切にするようになってしまいます。しかし、自分の心の中で作り上げたマイナス側はかなり手ごわく、実際にそちら側が勝つかもしれないとひそかに恐れるためにストレスの原因となります。プラス思考はやめましょう。悪いニュースは、それをやり遂げるのは不可能だということです。良いニュースは、そちらの方向にわずかでも進むことができれば、あなたの人生は大きく改善されるということです。
世の中の見方
私たちは世の中を決してありのままには見ていません。私たちは常に、世の中を自分の見方で見ているのです。しかし、自分の狭い見解に基づいて人にレッテルを貼ってはなりません。人生とは不思議なもので、人の善良さを感じ、期待によって相手を窒息させるのではなく、相手が自分らしくいられるよう息のつける空間を与えれば、彼らはいままでよりもっと大きな驚きをもたらしてくれます。
理想の仕事はどこにあるか
情熱は仕事の中に存在しているのではありません。あなたの中に存在しているのです。あなたがこの事実を発見して自分の中に炎を燃やし始めるとき、外部の世界は姿を変え、思ったよりもずっと早く、求めるものをあなたのもとへと運んでくれます。
本当の幸せとは
幸福になるためには、何も手に入れる必要はないし、何もする必要はないし、どんなものにもなる必要もありません。じつは、あなたは生まれつき幸福を持っているのです。あなたが生まれつき持っている幸福を経験していないのは、あなたがこれまでの人生の全てを費やして不幸になる方法を学んできたからなのです。「もしも…ならば」モデルが、非常に効率的に幸福の経験の邪魔をしているのです。
また、大部分の人は結果への多大な投資という誤ちを犯しています。あなたには結果をコントロールすることがまったくできません。特定の結果の達成を過度に期待し、失敗や落胆や絶望を自ら招いているのです。ここから抜け出すには、結果よりもむしろそれに到達するプロセスに投資することです。自分が行う行動であればコントロールできます。結果に到達できるかどうかは、幸福とは関係ないのです。