行列のできる店『ラーメン二郎』。2010年10月現在で35店舗存在し、どの店にも行列ができる。ラーメン二郎の成功の秘訣を分析し、どうすれば売れる商品ができるかを教えてくれる。新製品開発のヒントをくれる1冊。
日本の多くの産業がコモディティ市場であるのに対し、ラーメン業界は顧客の好みが多種多様であるため、差別化による戦略が需要である。
ラーメン二郎の差別化のポイントは、こってりした味とボリュームだけではなく、それを食べた時に得られる達成感や店主との一体感を生み出しているところにある。ラーメンという食べ物の構成要素を超えた価値を創り上げたことが、行列をつくる要因となっている。
著者 牧田 幸裕
1970年生まれ。信州大学 経営大学院 准教授 アクセンチュア戦略グループ、サイエント、ICGなど外資系企業のディレクター、ヴァイスプレジデントを歴任。2003年IBMビジネスコンサルティングサービスへ移籍。インダストリアル事業本部クライアント・パートナー。主にエレクトロニクス業界、消費財業界を担当。IBMでは4期連続最優秀インストラクター。2006年信州大学大学院経済・社会政策科学研究科助教授。07年より現職。
マインドマップ的読書感想文 smooth |
日経ビジネス Associe (アソシエ) 2011年 5/17号 [雑誌] 紀伊国屋書店 新宿南店第二課係長 池松 美智子 |
THE 21 (ざ・にじゅういち) 2011年 06月号 [雑誌] |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
まえがき | p.1 | 3分 | |
PART1 ラーメン業界はハンバーガー業界、牛丼業界と何が違うのか? | p.10 | 15分 | |
PART2 二郎に行列しているのは誰なのか? | p.34 | 15分 | |
PART3 なぜ二郎は二郎という食べ物なのか? | p.58 | 14分 | |
PART4 なぜ二郎はボリュームたっぷりでこってりなのか? | p.80 | 14分 | |
PART5 駅から20分を超える立地でも、なぜ大行列なのか? | p.102 | 12分 | |
PART6 宣伝なしで、なぜオープン初日から大行列なのか? | p.120 | 12分 | |
PART7 なぜ二郎は急成長しても、山田総帥の経営哲学がきちんと受け継がれてるのか? | p.138 | 17分 | |
PART8 なぜジロリアンは身も心も二郎に魅了されてるのか? | p.164 | 13分 | |
PART9 時代の変化とともに、二郎はどうかわっていくのだろうか? | p.184 | 9分 | |
あとがき | p.198 | 3分 |
東京の三田にある行列のできるラーメン店のひとつ。1968年創業。 店主の山田拓美氏は元々、和食料理…
プロフェッショナル原論 (ちくま新書) [Amazonへ] |