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2011/08/16更新

裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ)

149分

7P

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彼女の半生は決して順風満帆ではなかったが、どんなときも努力で困難に立ち向かってきた。小学生の時はイジメられ、不登校になりかけたが、学校での滞在時間を徐々に伸ばすことで克服した。

強くなりたいと願い入部した柔道部では、負ける度に努力を繰り返し、全国大会に出場できるほどに。さらに強くなろうと男子柔道部へ入部。人並み外れた努力を続け、ジュニアオリンピックの埼玉代表となった。

大学受験は3ヶ月で偏差値40から慶応大学へ見事合格した。大学で所属した「竹中平蔵研究会」ゼミが彼女の後の人生を決める転機となった。そこで出会った開発学で発展途上国の抱える問題に興味を持ち、その援助活動に注力していく。

念願だったワシントンの国際機関でのインターンで国際援助を経験するも誰も発展途上国に行きたがらないという現実に矛盾を感じ、自分で直接発展途上国へ行くことに。インターネット検索で選んだ先はバングラディシュ。そこで彼女が見たものはすべてが賄賂で片付く腐敗した政治。

この現状に怒りを覚えた彼女は、フェアトレードの発想ではなく、バングラディシュの特産品である麻を使ったバッグでバングラディシュ発のブランドを立ち上げることを決意。バッグ作りもビジネス構築も未経験の中、あらゆる困難に泣きながらも持ち前のひたむきな努力で前に進めていき、ビジネスを軌道に乗せていく。