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2011/08/13更新

誰も教えてくれなかった運とツキの法則

  • 林野 宏
  • 発刊:2011年3月
  • 総ページ数:213P

127分

4P

  • 古典的
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運とツキの法則とは

小さな幸運から仕事上の大きな幸運まで、運とツキがある時は何をやっても上手くいく。逆に運とツキがない時は、何をやっても上手くいかない。国家、企業、個人にとって逃れられないのが「運とツキの法則」である。

運とツキの法則は、スポーツや勝負事を例にするとよくわかる。ゲームの最中に「流れが変わった」という瞬間がある。それが運とツキが移る瞬間である。

ビジネスにもスポーツと同様に必ず運不運がある。但し、ビジネスの場合は、長い時間、少しずつ積み重ねてきた「運とツキ」が、ふと気付くと思わぬ成功をもたらす。反対に「運とツキ」を失っているのに気が付かないとどうにもならなくなる。

今、ツイていると感じたら、それをいかに長続きさせるか。あるいはツイていない時には自重するか。これを知っているかでビジネスの勝敗は決まる。


勝運を引き寄せる方法

①「勝ちたい」ではなく「勝てる」と強い思いを持つ
「勝ちたい」と「勝てる」という思いには大きな差がある。勝ちたいと思っているだけでは、少しの難題でも諦めてしまう。根拠がなくても勝てると強い思いを持っていれば、難局を乗り越えられる。

②常に運とツキの行方を注視する
人間は常に全力集中することはできない。勝負のポイントとなるタイミングを見極めることが、運とツキを引き寄せる上で大切である。ピンチに動じず、じっと力を貯めておき、チャンスを生かす。常に運とツキの行方を注視する感性を磨くことが大切である。

③勝負の勘を磨く
勝つ喜び、負ける悔しさをたくさん味わえば、勝負の機微がわかってくる。勝てば嬉しい。負ければ悔しいという思いを仕事にぶつける。その思いが強ければ強いほど、勝つ確率は高くなる。
仕事の勝負で自分を追い込むことこそが、仕事で成功する唯一の秘訣である。


どのようにツキの流れを読むか、ツキを呼び込むか

ツキの流れを読むための公式はない。常に感性を磨くことが重要である。

①勝つためのマーケティング
今、誰のところに運とツキが回っているかを常に観察すること。

②顧客目線
顧客に接し、何を欲しているか考え続けること。何が流行っているかを考える。

③一番を目指す
運とツキは、強烈にそれを望んでいるところにしか来ない。だから一番を目指して勝つための方策を練ること。

④絶えずイノベーションを行う
いつまでも同じものに頼っていては勝運は引き寄せられない。クレディセゾンでは、クレジットカードの「スピード発行」「サインレス」「永久不滅ポイント」と次々にイノベーションを起こしてきた。

社会は毎日少しずつ変化する。その変化を先取りするのは難しいが、いち早く変化の先端に立ち、対応することは不可能ではない。