世界各国の情報収集を通じた顧客ニーズの把握により、新興市場を素早く制圧することを可能にしてきたサムスンの意思決定術、経営手法を解説している。
グローバルな競争で勝つには、意思決定のスピードことが最も重要である。いち早く市場に参入しブランドを築いたものが市場を制する。
サムスンの意思決定が世界一速い理由は、意思決定がボトムアップ方式だからである。トップダウン方式は経営者に判断を依頼するまでの調査や資料作成に時間を要する。サムスンでは、トップは将来の方向性を示すのみで、どうするかは下に任されている。下は任されることで「考える力」を身につけ、自分で判断している。
著者 吉川 良三
1940年生まれ。韓国サムスン電子 元常務 東京大学大学院経済学研究科ものづくり経営研究センター特任研究員
TOPPOINT |
日経トップリーダー |
ビジネスプロフェッショナルの教科書 (スキルアップシリーズ) |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
日経ビジネス Associe (アソシエ) 2012年 05月号 [雑誌] 多摩大学教授 金 美徳 |
エコノミスト 2012年 7/24号 [雑誌] 慶応義塾大学総合政策学部教授 柳町 功 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.2 | 3分 | |
序章 「意思決定の速さ」がなければ生き残れない時代 | p.13 | 13分 | |
第一章 決定のスピードと情報管理でビジネスを制する! | p.35 | 19分 | |
第二章 サムスンはこうして世界を制した | p.67 | 22分 | |
第三章 危機におけるリーダーと組織の役割 | p.103 | 19分 | |
第四章 グローバル時代の「ものづくり」 | p.135 | 12分 | |
第五章 これから日本はどこへ向かうべきか | p.155 | 14分 | |
あとがき | p.178 | 5分 |
機械を分解したり、製品の動作を観察したり、ソフトウェアの動作を解析するなどして、製品の構造を分析し、…
現地化すること。 企業が製品やサービスなどを海外で販売する場合、国ごとの文化や風習を考慮して、その…