マエカワとは、冷凍、食品、超伝導やロボット等の開発を行っている前川製作所の事である。前川製作所では、独自のものづくりにより、ユニークな製品を作っている。
その経営手法について、前代表の著者が語る。
マエカワは、誰も行っていない事業分野を行うことで、棲み分けのビジネスモデルを行っている。これが成功すれば、無競争社会で生きて行くことができる。これを「跳ぶ」と呼んでいる。
棲み分けを行うステップは次の4つである。
①感覚知に優れた組織にする → 個人の感覚知情報を持ち寄り、本質を掴む
②私企業でなく、「公」の立場で考える → 自社だけの論理にとらわれない
③「動と静」を用いて組織の質を高める → 「静」50〜70代の経験を利用する
④場所性を捉えて競争から自由になる → 市場の環境変化を捉えて独自性を出す
著者 前川 正雄
1932年生まれ。前川製作所顧問。元代表取締役。
TOPPOINT |
週刊 東洋経済 2011年 6/18号 [雑誌] 福井県立大学特任教授 中沢 孝夫 |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
週刊 ダイヤモンド 2011年 10/1号 [雑誌] フライシュマン・ヒラード・ジャパン パートナー 徳岡 晃一郎 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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第一章 無競争のビジネスモデルを生物から学ぶ | p.1 | 31分 | |
第二章 マエカワはどうやって「跳ぶ」のか(1) | p.55 | 32分 | |
第三章 マエカワはどうやって「跳ぶ」のか(2) | p.111 | 30分 | |
第四章 「跳ぶ」を可能にする十の要諦 | p.163 | 19分 | |
第五章 日本企業本来の生き方に戻れ | p.197 | 17分 | |
あとがき | p.227 | 2分 |