閉塞感が漂う日本人は、国への誇りを取り戻すことが大切であると説く。幕末、明治に欧米人から賞賛された日本民族の価値観は素晴らしいものであるのに、戦後の教育では戦争への反省から自己否定へ向かってしまったことを解説する。
「個より公、金より徳、競争より和」を重んじる日本国民の精神性は、幕末、明治の頃に欧米人によって賞賛されていた。しかし、戦後、日本の教育は米国による「戦争の罪の意識を植え付ける」計画をもとにした教育によって、民族を自己否定するようになった。今こそ、個の尊重よりも、祖国への誇りを持つことで、自信を持つ事が大切である。
著者 藤原 正彦
1943年生まれ。お茶の水女子大学名誉教授 コロラド大学助教授、お茶の水女子大学理学部教授を歴任。1978年、『若き数学者のアメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞、2009年『名著講義』で文藝春秋読者賞受賞。
TOPPOINT |
人材教育 アルプス電気 人事部 部長 松山 慎二 |
日経ビジネス 2011年 6/20号 [雑誌] |
PRESIDENT (プレジデント) 2012年 4/30号 [雑誌] サッポロHD 社長 上條 努 |
PRESIDENT (プレジデント) 2012年 4/30号 2回目 ヤマトHD 社長 木川 眞 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.3 | 3分 | |
第一章 政治もモラルもなぜ崩壊したか | p.9 | 13分 | |
第二章 すばらしき日本文明 | p.33 | 13分 | |
第三章 祖国への誇り | p.57 | 24分 | |
第四章 対中戦争の真実 | p.103 | 15分 | |
第五章 「昭和史」ではわからない | p.131 | 24分 | |
第六章 日米戦争の語られざる本質 | p.177 | 17分 | |
第七章 大敗北と大殊勲と | p.209 | 14分 | |
第八章 日本をとり戻すために | p.235 | 8分 |