低炭素社会を実現するにはどうすれば良いか。世界中に拡がる「シェールガス革命」の波と、各国の資源覇権戦略が、世界のエネルギー地図を一気に塗り替えようとしている。この熾烈な競争に勝ち残るために、日本の低炭素戦略と、企業のカーボンマネジメント戦略のベスト・ソリューションを提示する。
クール・ソリューションとは、低炭素化社会の実現に向けた解決策の内、過去の解決策と見られがちな、ディーゼル車や天然ガス車、コージェネレーションなどを指す。これらの技術は進化しており、低炭素戦略において有効な手段である。
著者 金谷 年展
1962年生まれ。慶應義塾大学大学院 政策メディア研究科 教授 エネルギーと環境政策が専門。 『生活者重視社会』『循環型社会』『地域資源活用型社会』へ向けた社会システム研究に従事。横浜国立大学講師(非常勤)も歴任する。1988年には日本地理学会奨励賞を受賞している。
TOPPOINT |
エコノミスト 2011年 5/31号 [雑誌] |
週刊 東洋経済 2011年 8/20号 [雑誌] 三菱総合研究所理事長 小宮山 宏 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
第1章 世界を変える、新たなエネルギー革命 | p.1 | 19分 | |
第2章 レアアース問題から見えてきた資源覇権戦略 | p.43 | 18分 | |
第3章 エンジン、その復活と日本の再建 | p.83 | 29分 | |
第4章 世界の新潮流“天然ガス車とカーボンマネジメント戦略” | p.147 | 26分 | |
第5章 クール・ソリューションによる低炭素戦略 | p.205 | 31分 | |
あとがき | p.273 | 1分 |