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2011/07/31更新

日本人が知らないウィキリークス (新書y)

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ウィキリークスの概要

・オーストラリア出身のジャーナリスト、インターネット活動家のジュリアン・アサンジが中心となって2006年に設立されたウェブサイト。ジュリアン・アサンジは元ハッカーである。

・活動方針は「あらゆる地域の政府、企業の非倫理的な行為を暴こうと望む全ての人々に役に立ちたい」としている。

・2007年から世界中の政府や企業の不正に関する情報を受け付けたところ1年間で120万件もの情報が寄せられた。ウィキリークスはこれら情報を公開することを活動としており、ウィキリークス自身は、情報を収集しない。

・サイトの運営はジャーナリストや技術者などのメンバーに加えて、1200人のボランティアが存在するとされる。運営費はすべて寄付で賄われている。

・提供された情報は高度な暗号化技術によって、暗号化され、情報提供者のIPアドレスも削除されるため、個人情報が特定できないようになっている。


ウィキリークスの情報公開事例

・ケニア元大統領の汚職
・米軍のイラクにおける装備品(条例禁止武器)
・アフガニスタン紛争関連資料
・米外交公電

ウィキリークスの活動は、権力の横暴、不正を暴くといった点では評価されている。しかし、国家の安全保障や機密情報の暴露といった点で各国政府からの批判がある。例えば、米国の装備品の公開は、テロ活動に利用される恐れがあり、米軍兵士の生命を危険に晒すことになる。

ウィキリークスが善か悪かは、論者の立場によって異なる。そのため善悪論自体に意味はない。今後、人々は良心に関係なく、容易に情報を提供するために、社会はどう対応していくか考える必要がある。