20年後の日本の姿を描く。
超高齢化社会の到来
・人口1億1522万人。ピーク時がら1255万人減少。
65歳以上の高齢者は「5人に1人」から「3人に1人」まで増える。
・世帯主が高齢者という世帯が全世帯の4割1900万世帯に。
75歳以上の「後期高齢世帯」は1110万世帯に倍増する。
・平成生まれの女性の4人に1人が結婚しないまま40代を迎える。
・就職氷河期で急増した非世紀労働者120万人の内、77万人に老後生活保護が必要。
そのための支出が19兆円増える。
・年金給付水準は手取り収入に対し、専業主婦夫婦40%、単身30%との予測。
年金の受給開始年齢は68歳となる可能性がある。
・労働力人口は5580万人となり、1.84人の働き手で1人の高齢者を支える。
・2009年農業就業人口289万人中、39歳以下は23万人。
漁業就業人口21万人中、39歳以下は3万2000人。
貧富の差拡大
・1960年後半から80年前半に建てられた全国のニュータウンで老朽・高齢化進む。
・賃貸・分譲マンションを中心とする非木造共同住宅の空室率は全国16%。
東京から60〜70km圏では空室率30%。地方や都市近郊からスラム化始まる。
・住宅地をフェンスやゲートで囲んだ要塞都市が登場。貧富の差拡大の兆候。
移民受け入れは是か非か
・移民を受け入れた欧州諸国は、本音では失敗だったと後悔している。
フランスでは暴動が起こり、良好とされるオランダさえ揺らいできた。
・移民を受け入れるには、その社会的コストを担えるか、覚悟があるか。