奥山清行氏は、フェラーリのデザインを担当するイタリアのデザイン工房ピニンファリーナ社で、デザインの総責任者であるデザイン・ディレクターを務めた人物。
デザインとものづくりについての極意を語る著作である。
奥山氏は「エンツォ・フェラーリ」や「マセラティ・クアトロポルテ」などの超・高級車だけでなく、家具、ロボット、都市計画でもデザインを行うなど、幅広いジャンルでデザインを核として活躍。本書では、車のデザイン、山形の熟練した技術者との融合による地域産業の再構築など、実例に基づく体験談、そこから得られる考察が述べられている。また、イタリア在住が長い著者によるイタリア人のライフスタイルなども入っている。
著者 奥山 清行
1959年生まれ。日本の工業デザイナー。世界的なカーデザイナーとして知られる。 日本以外では「ケン・オクヤマ(Ken Okuyama )」の名前で活動している。 イタリアピニンファリーナ社で、日本人初のチーフデザイナーに就任し、フェラーリ・エンツォ、マセラティ・クアトロポルテなどのカーデザインを担当した経歴を持つ。
TOPPOINT |
経営者80人が選ぶ「わが1冊」 (ピンポイント選書) 双日 代表取締役社長 加瀬 豊 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.3 | 2分 | |
第1章 カーデザインで諸国を遍歴 | p.13 | 14分 | |
第2章 日本人の知らないイタリア | p.35 | 19分 | |
第3章 イタリアのものづくりに学ぶ | p.65 | 17分 | |
第4章 コミュニケーションとしてのデザイン | p.91 | 20分 | |
第5章 なぜフェラーリは高くても売れるのか | p.123 | 9分 | |
第6章 クリエイティブであり続けるために | p.137 | 18分 | |
第7章 カロッツェリア的ものづくりへの挑戦 | p.165 | 32分 |