近年、中国は科学技術推進を国家の最優先課題として、有人宇宙飛行やクローンマウス、スーパーコンピュータなど目覚ましい成果を上げている。
大使館書記官である著者が、その実情をレポートしている。
中国では政府主導で海外への人材送り込み、在外中国人研究者の帰国優遇政策を行っている。その結果、中国の科学技術は今後向上していくと予想される。
既に宇宙開発においては、有人宇宙飛行を成功させ、日本以上のロケット打ち上げ実績を持つ。また、iPS細胞から世界で初めてクローンマウスを作り上げた。ハイテク企業の中には、世界で通用する研究開発型の企業も少なからずある。
著者 伊佐 進一
1974年生まれ。文部科学省大臣官房総務課課長補佐 科学技術庁にて、科学技術政策や、原子力の危機管理等に携る。その後、ジョンズホプキンス大学高等国際問題研究大学院において、中国研究及び国際経済の修士号を取得。 帰国後、宇宙開発政策や、知的財産分野における自由貿易協定や条約交渉に携った。 2007年より在中国日本国大使館一等書記官、2010年に帰国後に現職。
THE 21 (ざ・にじゅういち) 2011年 01月号 [雑誌] |
TOPPOINT |
週刊 東洋経済 2011年 8/20号 [雑誌] 東京大学教授 高原 明生 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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序章 | p.9 | 15分 | |
第1章 あふれる中国人材 | p.33 | 22分 | |
第2章 カネ余りの研究開発現場 | p.67 | 15分 | |
第3章 宇宙開発大国・中国 | p.90 | 20分 | |
第4章 猛追する中国のライフサイエンス | p.121 | 18分 | |
第5章 中国の「ハイテク」企業事情 | p.149 | 19分 | |
第6章 発展への阻害要因 | p.179 | 14分 | |
第7章 巨大市場を開拓せよ | p.201 | 22分 | |
第8章 中国と拓く新時代のイノベーション | p.235 | 13分 | |
終章 科学技術の戦略的互恵関係 | p.256 | 6分 | |
あとがき | p.265 | 3分 |