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2011/07/31更新

「科学技術大国」中国の真実 (講談社現代新書)

218分

4P

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科学技術大国について考える本

近年、中国は科学技術推進を国家の最優先課題として、有人宇宙飛行やクローンマウス、スーパーコンピュータなど目覚ましい成果を上げている。
大使館書記官である著者が、その実情をレポートしている。

超短要約

中国では政府主導で海外への人材送り込み、在外中国人研究者の帰国優遇政策を行っている。その結果、中国の科学技術は今後向上していくと予想される。
既に宇宙開発においては、有人宇宙飛行を成功させ、日本以上のロケット打ち上げ実績を持つ。また、iPS細胞から世界で初めてクローンマウスを作り上げた。ハイテク企業の中には、世界で通用する研究開発型の企業も少なからずある。

著者 伊佐 進一

1974年生まれ。文部科学省大臣官房総務課課長補佐 科学技術庁にて、科学技術政策や、原子力の危機管理等に携る。その後、ジョンズホプキンス大学高等国際問題研究大学院において、中国研究及び国際経済の修士号を取得。 帰国後、宇宙開発政策や、知的財産分野における自由貿易協定や条約交渉に携った。 2007年より在中国日本国大使館一等書記官、2010年に帰国後に現職。

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東京大学教授 高原 明生

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
序章 p.9 15分
第1章 あふれる中国人材 p.33 22分
第2章 カネ余りの研究開発現場 p.67 15分
第3章 宇宙開発大国・中国 p.90 20分
第4章 猛追する中国のライフサイエンス p.121 18分
第5章 中国の「ハイテク」企業事情 p.149 19分
第6章 発展への阻害要因 p.179 14分
第7章 巨大市場を開拓せよ p.201 22分
第8章 中国と拓く新時代のイノベーション p.235 13分
終章  科学技術の戦略的互恵関係 p.256 6分
あとがき p.265 3分

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